株式会社ROCK 創世記 エピソード0(ゼロ)

 

何事も準備期間と言うものがあります通り
株式会社ROCKが設立する前にも準備期間がありました

 

諸事情ありまして準備期間中は、
私が一人、
フリーランスのような形で働き始める、
と言うところからスタートしたんです

 

そんな時期、取引先のあるご担当者様から訊かれました

 

「それでさぁ~屋号はどうするの?」
「ヤゴウ?」
「会社名だよ、会社にするんでしょう?」

 

そうです
会社法人を設立するつもりで働いていたのに
名前が、まだ無かったんです

 

同時に
仮の名前でも良いので、急ぎ、名前をつけなければいけない、と言うような事態が起こりました(どうしても団体名で申請しなければならない書類がありまして)
その時につけていた名称があります
仮につけると言うことが決まっていましたので、プロジェクト名にしました

 

 

それが、
team ME project ~わたしをチームに入れたって(副題)~

 

と言う・・・
現在だけでなく、当時でも、十分赤面しかしないような名前だったんです

 

でも結構、判りやすいですよね、【あなたのチームに、私も入れてください】と言う意図でした
実はこれには裏テーマみたいなものが込められておりまして・・・
『team ME』と言うのは、所謂、『め組』のことです

 

江戸時代の消防団、「火消し」でお馴染みの『め組』です
私をチームに入れてくださったら、
あなたがお困りの状況、炎上しているようなプロジェクトの「火消し」は、是非に私どもにお任せください!と言う意味も含んでいたんです(とても烏滸がましい)

 

 

それから3日後、いよいよその団体名で申請しなければならない書類の提出締切も近づいてきた頃、現在の社長から電話がありました

 

「社名なんですが、ROCKと言うのはどうですか?株式会社ROCK」

 

彼は街中で、RCサクセションの『雨上がりの夜空に』が聴こえて来たことにインスパイアされ、電話を取った私は、ちょうど忌野清志郎さん著書『ロックで独立する方法』と言う本を読んでいたところでした

 



 

その後、メンバーに加わってくれたBrotherが
カンパニースピリットを考える時に
Roll with us(一緒に転がれ)
と言う言葉を掲げてくれました

 

Rock and Roll with us (Rock ‘n’ Roll with us)

 

と言うことですね
「火消し」というより「一緒に転がってろ」って言う方が、
ずっとポジティブな感じがします

 

その辺に転がるイシのように
誰かにとっては本当に無価値なものかもしれないけれど、
何にも失くても
面白いことを考えること、面白がることが出来るんだ、と思っています

 

本当に
ROCKって名前になって良かったなぁ~と

 

そんなこんなで
株式会社ROCKは、転がり続けて、12年が経とうとしております
お陰様で、2024年10月から13期に入ります

 

これからもロクなことはしない
と思っておるのですが、
いつまでも皆さんと” ROCK ” できると良いなと願っています

 

今後とも引き続き、変わらぬご愛顧賜りますよう
よろしくお願いいたします